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彫刻にさわってみる [イベント]

遅ればせながら、2月21日に開催した「彫刻にさわってみる」というイベント。
主催は大分県で、「大分県地域創造力活性化事業(アートスクール)」の一環として開催されました。
参加していただいたみなさん、寒い中、当館までおいでいただいてありがとうございました。

まずは誰もが楽しめるミュージアム=「ユニバーサル・ミュージアム」の普及・発展に尽力されている
国立民族学博物館民族文化研究部の広瀬浩二郎准教授、
東海大学課程資格教育センターの篠原聰准教授、
大分大学教育福祉科学部の田中修二准教授
のお話や、彫刻に触れる際の注意点などを聞いて。。。そのあと記念館へ移動。
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普段は作品保護のため、「作品にはお手を触れないでください」としていますが、この日だけは特別。
あらかじめ先生方に選んでいただいたさわってよい作品11点を参加者がじかに手で触れて鑑賞しました。
もちろん参加者の皆さんが「さわる前に手をきれいに洗う」・「指輪や時計は外す」・「やさしくそっと
触れる」というルールを守ってくれています。
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ごつごつ、すべすべといった感触や、衣服の厚み、骨や筋肉の形の認識。
目で見ただけではわからない作品の質感を「手で見る」という体験に参加者もワクワク!?
目を閉じて作品にさわっていた方も。
イベント名の「彫刻にさわってみる」は「さわってみよう try to~」の意味と「触る+見る」の
二つの意味があるのかな?
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普段見ているようで見えていない、さわってはじめて見えるものがあるんだなあと気づきました。
視覚+触覚の鑑賞で作者の思いを感じ、作品の理解がさらに深まったのではないでしょうか。
イベントの後はスタッフみんなで、田中先生に教えていただいたとおりにちゃんと拭きあげました。
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「ふれる展示」の可能性についてわたしたちスタッフも考えさせられるよい経験となりました。
講師の先生方、大分県のスタッフの皆様、お世話になりました。
(S.S)

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共通テーマ:日記・雑感

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